竜東地区で「事の神送り」 伊那谷のコト八日行事

文化・芸能

[ 2015年 2月 11日 水曜日 8時17分 ]

 国の選択無形民俗文化財「伊那谷のコト八日行事」の一つ、「事の神送り」が8、9の両日を中心に、飯田市竜東地区の千代、龍江、上久堅で行われた。

 無病息災を願って疫病神を笹やみこしに寄り付かせ、午(うま)などのえとに載せて集落境に送り出す厄除けの伝統行事で、千代の芋平から上久堅、龍江戸につなぎ、集めた笹などを最終地点の喬木村九十九谷に捨てる。

 19戸の千代・荻坪では、保育園児から小学6年生までの子ども7人と大人5人が、小6の男児が掲げる和紙の旗を先頭に、「午」や「馬」などと書かれた紙片と、「盆の窪」(首の後ろ中央のくぼみ)から抜いた髪とコメを包んだ和紙を飾り付けた笹竹を持って列を作り、観音堂横の集会所を出発した。

 一行は、鉦(かね)と太鼓を鳴らし「事の神送れ」「風の神送れ、ヨーイヨイ」ととなえながら、早い足取りで1・6キロほどを歩くと、集落境に旗と笹を置き、後ろを振り返らずに来た道をたどった。

 子どもたちに「とにかく振り返らずに」と伝えた区長の吉澤学さんは「伝統行事の良さを再認識した。荻坪は世帯数、子どもの数とも少ないが、みんなで継承していきたい」と話していた。

  

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