第13回現代の創造展が開幕

文化・芸能

[ 2013年 2月 5日 火曜日 9時38分 ]

 飯田下伊那の作家が一堂に会する「第13回現代の創造展」(同実行委員会・飯田市美術博物館主催、下伊那郡町村会・南信州新聞社など後援)が3日、飯田市追手町の市美術博物館で始まった。24日まで、日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書道と、今回特設したコンテンポラリーの7部門で、多彩な意欲作計152点を並べている。

 美術を「創造活動」という意味から多角的、総合的に捉え、所属団体や実績、年齢に関係なく一人1点ずつ展示。出品作家は飯伊在住または出身者の中から、美術家と美術博物館でつくる実行委員会の推薦によって決定される。最近作の紹介と新鋭作家の育成も目的としている。

 展示室と講堂、市民ギャラリー、ロビーを使用した会場には、部門ごとにさまざまな作品を展示。絵画は風景や人物、静物、芸能、心象風景などをテーマに。彫刻では金属、木、石、紙などを素材に、インスタレーションや仏像、胸像といった多彩な立体作品を床一面に並べた。

 工芸は木工、染色、漆芸、陶芸、人形など。書は中国と日本の古典や近代詩などを題材に、楷書、行書、草書、カナで表現し、軸装・額装で飾っている。

 新しい美術の可能性を模索しようと、ことし試験的に設置したコンテンポラリーでは6点を展示。静かなリズムを刻む抽象的な書作品や、ブルーグリーンを基調にしたさわやかな絵画、植物の不気味なまでの生命力が表れたペン画、ミクストメディアの平面・立体作品など、さまざまな表現方法に取り組んだ意欲作を並べている。

 3日に開かれたオープニングでは、各部門の責任者が出品作について講評。コンテンポラリーの責任者は「以前のコンテンポラリーは人を驚かせる要素があったが、今回は若い世代の優しさが表れ、おとなしいものになった。もう少しパワーのあるものを並べたい。新しい分野の成長を期待してもらえれば」とした。

 実行委員長の吉川元順さんは「美術はそれぞれ個性があり、難しいもの。自分では1枚でも多く描きたい気持ちがある。新しい人が出てくることにも期待したい」とし、「コンテンポラリーは素直な作品がそろった。来場者の反応から、来年も続けるかどうか検討したい」と話していた。

 午前9時半から午後5時(入場は同4時半)まで。12、18日は休館。観覧料は大人310円、高校生200円、小中学生100円。17日には、出品者によるギャラリートークが午後2時から会場で行われる。制作した作品を前にしながら、自作やアートについて語る。

 問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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