第14回現代の創造展スタート

文化・芸能

[ 2014年 2月 12日 水曜日 9時20分 ]

 飯田下伊那の作家が一堂に会する「第14回現代の創造展」(同実行委員会・飯田市美術博物館主催、下伊那郡町村会・南信州新聞社など後援)が9日、飯田市追手町の市美術博物館で始まった。日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書道、コンテンポラリーの7部門で、多彩な意欲作計152点を並べている。3月2日まで。

 美術を「創造活動」という意味から多角的、総合的に捉え、所属団体や実績、年齢に関係なく一人1点ずつ展示。最近作の紹介と新鋭作家の育成を目的とし、美術家と美術博物館でつくる実行委員会の推薦によって、飯伊在住または出身者の中から出品者が決定される。

 展示室と講堂、市民ギャラリー、ロビーなどを使用した会場には、部門ごとにさまざまな作品を展示している。絵画では身近な風景や地域の芸能、人物、静物などを画面に構成した作品を。

 彫刻では木、石、金属、植物などを素材に、像やインスタレーションといった多彩な立体作品を床一面に展示。今回初めて野外展示も実施しており、同館2階バルコニーで木のインスタレーションを並べた。

 工芸は木工、染色、陶芸、人形など。書は古典を中心に、楷書、行書、草書、かな、篆刻などで表現し、軸装・額装で展示。昨年新設されたコンテンポラリーでは、自身の心象や生き方、描くことの意味などについて追求し、絵画や書、土、ミクストメディアなどさまざまな素材や表現で取り組んだ平面・立体作品を並べている。

 ことしは制作者の作品に対するコメントを各会場に用意。実行委員長の吉川元順さんは「作品について説明することで、作家自身が絵に対する考えがはっきりしてくる。絵が深化する一つのもとになるのでは」とし、「新しい形の作品や新人が増えてきて、他の作家の刺激になっている。出品者には会場で他の作品を見ることで、次につなげていってもらいたい」と話した。

 同展事務局の男性は「地域や県外で活躍している人たちの作品が並んだ展覧会。美術に取り組んでいる高校生など、若い人にも見に来てもらえれば」と、多くの来場を呼び掛けている。

 午前9時半から午後5時まで。12、17、24日は休館。観覧料は大人310円、高校生200円、小中学生100円。問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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