糸操りの世界を堪能「初春を寿ぐ竹田人形館」

文化・芸能

[ 2011年 1月 12日 水曜日 15時31分 ]

 竹田扇之助記念国際糸操り人形館(竹田扇之助館長)はこのほど、特別鑑賞会「初春を寿(ことほ)ぐ竹田人形館」を飯田市座光寺の同館ホールで開いた。午前・午後の2回公演に約70人が訪れ、糸操り人形芝居の世界を堪能した。

 同館で毎年正月の時期に開かれる恒例の企画。ことしは竹田人形座門下の鈴木友子さんと、竹田館長(80)や鈴木さんから糸操り人形の技術を学ぶ「竹田人形座竹の子会」が出演し、5演目を上演した。

 正月らしい「三番叟」や獅子舞のユーモラスなしぐさで魅せる「都獅子神楽諷」、骨がバラバラになったりくっついたりしながら骸骨が軽快なダンスを踊る「子どもの夢」など、繊細な糸操りの技が繰り広げられると、会場からは感嘆の声が上がった。

 今回が初上演となった「春のメロディー」では、艶やかな女形の人形4体が羽の扇を手に華やかな舞を披露。雀の精と子どもたちの交流を描く「雀百まで」では時事問題にふれ、工夫を凝らしたストーリーで観客を楽しませた。

 竹田館長は「プロでない人がこれだけ難しい糸操りに携わっているのは、人形劇のまち飯田の心意気。市民全体に人形劇が満ちあふれる運動で、特筆すべきことだと思う」と語っていた。

  

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