美博で菱田春草コレクション展示

文化・芸能

[ 2015年 9月 11日 金曜日 9時56分 ]

美博で春草コレクション展 飯田市追手町の市美術博物館は27日まで、市内出身の日本画家・菱田春草(1874―1911)のコレクション展示「春草を味わう3―月下の雁―」を行っている。円山四条派の影響が表れた「月下の雁」(1904)をメーンに、春草の古典絵画研究の成果を感じさせる作品など13点を展示している。

 

 本年度5回にわたって開催する春草のシリーズ展示の第3回。春草がさまざまな古典絵画の技法を研究する中で制作したもの、色彩の濁りに対する批判を受けて改善を試みた朦朧体の作品を紹介している。日本美術院の横山大観や木村武山、西郷孤月、京都画壇の竹内栖鳳と木島桜谷の作品も並べた。

 

 水辺で遊ぶ鴨を琳派風に描いた「月下遊鴨」(01)や、大和絵の筆法が表れた仏壇の扉絵「秋草の図」(03頃)。「花あやめ」(05)は朦朧体で重視した写実性に琳派の表現を加えた作品で、雨に濡れるアヤメの花をみずみずしい色彩で描いている。

 

 「月下の雁」は、月明かりの下を飛ぶ雁の描写に円山四条派の表現を引用。会場には、春草が同作品の制作時に参考にしたと考えられる日本美術院の粉本も展示している。

 

 次回は来年1月16日から2月14日まで、「夕の森」をメーンに展示。また、ことし11月14日から来年1月11日まで、複製品を使用した「春草代表作鑑賞ガイド」を予定している。

 

 開館は午前9時半から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜(祝日の場合は開館)と祝日の翌日は休館。観覧料は一般310円、高校生200円、小中学生100円。20人以上は団体料金。問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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