美博恐竜コーナーで特別陳列

文化・芸能

[ 2013年 6月 26日 水曜日 9時57分 ]

 飯田市追手町の市美術博物館は8月末頃まで、肉食恐竜・カルカロドントサウルスの生体復元モデルを、同館1階常設展示前の西側ロビー恐竜コーナーで特別陳列している。高さ約4メートルの巨大な姿を再現。白亜紀中頃では最強の捕食者とされる恐竜のモデルを間近で鑑賞できる。

 同コーナーに展示されていたスピノサウルスの骨格標本が7、8月に大阪市で開催される「世界大恐竜展」へ出品されることになったため、スピノサウルスと同時代で同じ場所に生息していたカルカロドントサウルスの生体モデルを並べることに。24日に展示替え作業が行われ、モデルが組み立てられた。

 カルカロドントサウルスは約1億年前、現在の北アフリカに生息。体長は17メートルのスピノサウルスよりもやや小さく14メートルほど。巨大な頭骨とぎざぎざとした歯を持つ。スピノサウルスがマングローブで活動する魚食性の肉食恐竜であったのに対し、カルカロドントサウルスは陸上で生活し、草食恐竜など他の生物を捕食していたとされる。

 同コーナーにはスピノサウルスの生体モデルも展示されており、体の姿や大きさの違いなどの特徴を見比べることができる。

 展示を担当する同館の学芸員は「1億年前は南極と北極の氷がなく、生き物にとっては豊かな時期。伊那市では同時代のマングローブの化石が、群馬県ではスピノサウルスの化石が発見されているので、このあたりでも生息していたかもしれない。恐竜の大きさを体感してもらいながら、そういったことに思いをはせてもらえれば」と話していた。

 観覧は午前9時半から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜休館(月曜日が祝日の場合は翌日)。観覧料は一般150円、高校生100円、小中学生50円。問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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