舞台・人形美術デザイン受講生が5、6日にプレゼン

文化・芸能

[ 2015年 8月 3日 月曜日 12時51分 ]

 舞台・人形美術のデザインを学ぶワークショップ「沢則行フィギュアシアタ・デザインコース」(NPO法人いいだ人形劇センター・飯田文化会館主催)の発表会が、いいだ人形劇フェスタ期間中の5、6日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれる。受講生11人が各自で取り組む作品をプレゼンテーション。このうち5作品は上演も行われる。

 人形劇師・沢則行さん(53)を講師に、昨年8月開講。飯田下伊那地域をはじめ県内外の19人が、さまざまな舞台芸術の要素を取り入れた人形劇「フィギュアシアタ」での舞台・人形美術デザインの理論と方法を学び、それぞれが舞台化したい作品の美術プランを練って人形・衣装のデザイン画や舞台の絵コンテ、模型などを制作した。

 発表会では制作物を展示し、作品について一人ずつプレゼン。題材とした作品のあらすじやテーマ、舞台に取り入れる手法などについて紹介する。

 このうち舞台化される作品は、童話や昔話、文学作品など。一人芝居をしたり、他の受講生と協力して演じる人、所属団体の仲間と取り組む人もいる。現在は沢さんを迎えて最後の追い込み。プレゼンの練習や上演作品の稽古、制作物の手直しなどを行っている。

 上演の稽古では、沢さんが一作品ずつ確認しながら舞台での演じ方やセリフの言い回し、人形操作の方法などをチェック。実際に人形を扱ったり、体を動かして見せながら「話す時は観客の端と端を見て」「人形はいっぱいに動かして、常に自分よりも前にすること」などとアドバイスしていた。

 高森町の女性(39)はイギリスの児童文学をもとに、娘(1)をヒロインにした「おもちゃのお姫さま」のプレゼンと上演を行う。作品は「世界一洗練された上品な国」にふさわしいのは人間の王女か、おもちゃのお姫さまかを国民が選択する物語。人形や仮面を使った演技を取り入れ、ワークショップの仲間らと演じる。

 「作り物は間に合ってきた。それぞれのキャラクターの設定も固まってきている」「子どもが持つ悲しさやさびしさ、冷たさなどを表現することで、明るさや無邪気さ、生命力を感じさせるものにしたい。かた苦しい国に生まれてしまったお姫さまの姿を通して、子どもを育てる環境についても考えてもらえたら」と話していた。

 発表会は2日間とも正午からプレゼン、午後1時半から作品上演。6日同7時からの「アダムとイヴ、私の犯罪学」のみ入場料1500円、中学生未満入場不可。ほかはワッペン公演。

  

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