象徴となるロゴマーク発表 芸能継承フォーラム開催

文化・芸能

[ 2019年 2月 25日 月曜日 15時24分 ]

 南信州民俗芸能継承推進協議会(高田正男会長)主催の「南信州民俗芸能継承フォーラム」が24日、飯田市の竜丘公民館で開かれた。今年は記念講演や芸能発表・活動報告の他、南信州の民俗芸能を象徴的に表現するロゴマークを発表。地域の継承意識の醸成と高揚を図り、伝統を生かした地域活性化のあり方を考えた。

 ロゴマークは、南信州の民俗芸能の継承と機運醸成を目的として、同協議会が公募。県内外の69人から計113点の応募があり、松川町元大島のグラフィックデザイナー、吉沢正昭さん(61)の作品が選ばれた。

 吉沢さんのロゴマークは、3本の御幣で伊那谷に挟まれた天竜川を表現。紫色は神聖と清浄、黄色は稲穂の黄金と豊穣、赤は祭りに集う人たちの情熱を表している。この日行われた表彰式で吉沢さんは「地域に住んでいると当たり前と思って良さに気付かない部分を、もっと地元の人に認識してもらえたら」と話した。

 フォーラムでは、國學院大学の小川直之教授が「民俗芸能を受け継ぐこと―その意義と地域社会―」との演題で記念講演した。

 小川教授は「地域社会の人々を結び付けている」「地域社会の個性である」「地域の芸能・行事が学校とは違う学びの場となっている」点などを挙げて民俗芸能継承の必要性を強調。受け継いでいくためにも、「南信州の人たちが各地域で伝えられている民俗芸能や祭りの価値を知るための機会と教材をつくる」ことを提案した。

 児童・生徒たちによる芸能発表では、和田小学校(同市南信濃)の霜月祭りクラブが「扇の舞、剣の舞」を、飯田女子高等学校(同市上郷黒田)の人形劇クラブが「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」(黒田人形)を披露。大島山瑠璃寺の獅子舞(高森町)に関わる若者の意見発表も行われた。

 高田会長は「社会意識や生活環境の変化による人口減少で、中山間地域のコミュニティーは弱体化し、民俗芸能も後継者不足で衰退している。継承していくためにも多くの人に地域資源だという認識を持ってもらえれば」と話していた。

◎写真説明:113点の中から選ばれたロゴマーク

  

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