阿南町で和合の念仏踊り始まる

文化・芸能

[ 2018年 8月 14日 火曜日 13時03分 ]

激しくぶつかり合う「ヒッチキ」

 阿南町和合に江戸時代中期から受け継がれる国重要無形民俗文化財「和合の念仏踊り」が13日夜、始まった。保存会員らが太鼓で奏でる独特のリズムに合わせ、躍動感あふれる激しい舞で先祖を供養した。16日までの4夜続けて熊野社と林松寺などを中心に繰り広げられる。

 初日は熊野社に地元住民や観光客、アマチュアカメラマンら約30人が待ち受ける中、午後8時半ごろ保存会員ら25人が到着。厳かな「庭入り」で幕開けすると、一転、笛や太鼓の音に合わせ長い棒を持った踊り手の「ヒッチキ」が「ヤートーセ」の掛け声を上げて、激しく飛び跳ねてぶつかり合った。

 熊野社から移動した一行は名主・大屋宮下家でも「庭入り」「念仏」「和讃」を、林松寺の境内では「庭入り」のみを披露した。カメラ仲間3人と訪れた愛知県稲沢市の男性(74)は「独特な雰囲気を味わえた。来て良かった」と話した。

 現在、保存会員は約40人。Iターン者などで担い手は増加傾向にあるといい、会長の平松三武さん(72)は「盛り上がってくれてうれしい。生きがいと誇りを持って続けていきたい」と述べた。

  

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