阿南町で和合の念仏踊り始まる

文化・芸能

[ 2015年 8月 15日 土曜日 8時17分 ]

 約300年前から阿南町和合地区に伝わる国重要無形民俗文化財、和合の念仏踊りは13日夜、始まった。保存会員らが太鼓で奏でる独特のリズムに合わせ、躍動感あふれる激しい舞で先祖を供養した。16日夜まで毎晩続けられる。

 初日の13日夜は直前で雨となり、急きょ林松寺本堂に会場を移して1時間ほど遅れて始まった。踊りは「庭入り」のみとなったが、長い棒を持った「ヒッチキ」が激しく飛び跳ねてぶつかり合うと、県内外から訪れた観光客やアマチュアカメラマンがしきりにシャッターを切った。

 念仏踊り保存会長の平松三武さんによると、近年はIターン者が増え、祭りの担い手も増加しているといい、ことしは例年よりも10人ほど多い約40人が参加した。

 4月に千葉県から移住してきた男性(26)は、3年前和合で行われた農業体験を通じて魅力を感じたと話し「念仏踊りにも興味があった。一生懸命踊りたい」と述べた。平松会長も「いつもよりにぎやかでうれしい。後継者不足が課題になる中、ありがたい」と語った。

 雨が降らなければ初日は熊野神社で「庭入り」した後、本殿の前で「念仏」「和讃」。神社を出発した一行は宮下家で「庭入り」「念仏」「和讃」を舞い、最後に林松寺へ移動して「庭入り」を舞う。14、15日は午後7時から林松寺で盆踊り、続いて念仏踊り。最終日の16日は熊野神社―宮下家―林松寺と、通常の初日と同じ道順を巡って祭りを締めくくる。

  

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