阿南町で和合の念仏踊り

文化・芸能

[ 2012年 8月 16日 木曜日 8時38分 ]

 阿南町和合の国選択無形民俗文化財「和合の念仏踊り」は13日、始まった。この日はあいにくの雨のため熊野社と大家宮下家での行事は中止され、林松寺の本堂内での「庭入り」のみが行われた。屋内のため、規模を縮小しての念仏踊りとなったが、勇ましく飛び跳ねながら太鼓を打ち鳴らして踊り、新盆や先祖の霊を供養するとともに豊年を願った。

 出発点の熊野社に祭りの一行が集まったものの、あいにくの雨に。太鼓や灯ろうが傷むため、この日の屋外での行事は中止に決定。熊野社を参拝し、神様に断りを入れると、林松寺へ移動。「庭入り」は飛び跳ねたりぶつかり合ったりする勇壮な踊りのため、本来なら屋内で行うことはないが、雨天時は特別に本堂で行うという。

 行列を組んで本堂の中を右回りにぐるりと周回。一段落すると「ヨーイ、ソウリャ」の掛け声で躍動感溢れる踊りが始まった。2人1組のヒッチキがぶつかり合い、太鼓が飛び跳ねながら打ち鳴らした。訪れた観衆やカメラマンは山里に300年続く伝統行事に圧倒された様子だった。

 元会長で顧問の男性は「本来なら熊野社や大家で庭入り庭誉めをするはずだが、あいにくの雨で規模を縮小した。人数は少なくなってきているが、Iターンの若者が加わり、祭りを受け継いでくれている。神様と仏様の両方に捧げる神仏混仰がここの良いところだ」と話していた。

 14、15の両日は林松寺で午後7時ごろから盆踊り、その後、新盆供養、先祖供養の「念仏」や「和讃」が行われる。16日は13日に予定していたのと同じ日程で熊野社から宮下家、林松寺と移動する。

  

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