阿南町で新野の雪祭り開く

文化・芸能

[ 2014年 1月 16日 木曜日 9時50分 ]

 阿南町新野の国重要無形民俗文化財、新野の雪祭り(金田伸由宮司、金田昭徳保存会長)が14日深夜から15日朝にかけ、伊豆神社で開かれた。厳しい冷え込みの中、「幸法(さいほう)」や「茂登喜(もどき)」などの仮面の神々が登場し、豊年を祈った。

 祭りは13日から諏訪神社への「おくだり」や「お滝入り」などの神事が続けられ、14日夕方に「おのぼり」で伊豆神社へ移動。日付が15日に変わるころに本殿での儀式が終わり、消防団の若者が丸太で幸法の館をたたき「ランジョウ、ランジョウ」と声を上げた。宮司が舟形に乗せた火で巨大な松明を点火させると、いよいよお庭での舞が始まった。

 幸法や茂登喜などが登場し、ビンザサラの舞とともに、おんべの火で餅を焼いて火のついた棒を本殿に投げたりとさまざまな儀式を交えながら祭事が進行。「おとっつぁま。頑張って」「これはいい年になるぞ」などと地元の人々がはやしたてた。

 引き続き、馬形をつけた2人による「競馬(きょうまん)」や宮司による「お牛」らが弓矢を放ち、朝方になると、赤い3匹の鬼が登場する「天狗」などが行われた。

 祭りの担い手には、子どもや若い世代も多く参加。長年のベテランは指導役に回り、地域の伝統行事を伝えている。「天狗」を務めた中学3年の男子生徒(15)は雪祭りの役を担って4年目。「寒い中、滝に入って身を清めたりと大変な部分もあるけど、毎年楽しみにしている。高校生になっても参加し続けたい」と語る。金田保存会長(72)は「若い人たちが頑張ってくれている。地域の中にも活気が生まれ、未来への希望が持てる」と喜んでいた。

  

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