阿南町新野で行人様の御開帳行事

文化・芸能

[ 2016年 9月 19日 月曜日 13時39分 ]

003行人様

 阿南町新野で信仰されている即身仏「行人様」の秋の御開帳行事が18日、新栄山の堂で行われ、地域内外から多数が拝観に訪れた。

 行人様は本名を久保田彦左衛門といい、300年以上前に実在したとされる人物。全国行脚のあと、1687(貞享4)年に入定(にゅうじょう)して山頂の石室内で読経をしながら息を引き取り、その後、住民らが堂を建てて祭ったのが信仰の始まりといわれる。

 地元では「留守中の火災で妻子を亡くし、世の無常を感じて修行僧になった」「妻子の17回忌を済ませて入定した」などと伝えられており、家族愛の象徴としても親しまれている。

 午前10時にご開扉すると、県内外から多数が足を運んでご尊体を拝観。無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願いつつ、供養をした。

 行人様の全国行脚に倣い、鉄げたを履いて山頂までをリレーする「行者健脚」は雨で中止になったものの、新野小学校では奉納演芸大会や餅投げ大会があり、夜には奉納大煙火大会も行われた。

 即身仏の前に座し、両手を合わせていた地元、阿南第二中学校の2人の女子生徒は「新野の大切な伝統なので、たくさんの人に伝え、守っていけたら」。飯田市大瀬木の男性(72)は「伊那谷きっての神聖な仏。向き合うことができ、心が清らかになった気がした」と語った。

 奉賛会の伊藤昭和会長は「雨にもかかわらず、多数に参拝してもらえてありがたい」と感謝。「家族を愛した行人様の姿を、子どもたちや地域内外の人たちに伝えていきたい」と話していた。

  

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