阿南町新野で行人様の秋の御開帳

文化・芸能

[ 2019年 9月 16日 月曜日 14時38分 ]

 阿南町新野で信仰されている即身仏「行人様」の秋の御開帳が15日、新栄山の堂で行われ、地域内外から多くの人が拝観に訪れた。

 行人様は本名を久保田彦左衛門といい、300年以上前に実在したとされる人物。全国行脚の後、1687(貞享4)年に入定して山頂の石室内で読経をしながら息を引き取り、その後、住民が堂を建てて祭ったのが信仰の始まりといわれる。

 地元では「留守中の火災で妻子を亡くし、世の無常を感じて修行僧になった」などと伝えられ、家族愛の象徴としても親しまれている。

 午前10時に開扉すると、県内外から多数の人が足を運びご尊体を拝観。無病息災や五穀豊穣を願いつつ、供養をした。

 一番乗りで参拝し、即身仏の前に座したのは茨城県守谷市の夫婦。茨城にも即身仏があることから、全国の即身仏に興味を抱きはるばる新野を訪ねたという。

 「何ともいえない気持ちになる。新野の即身仏の方が、生きていた人の姿がきれいに残っているように思える」と夫(38)。

 奉賛会の時原由和会長(65)は「行事も定着したのか参拝者は増えている。県外からの特別参拝者も増えており、しっかり守っていきたい」と話していた。

 今年も片足2キロの鉄下駄をはいて新栄山のお堂までを走る名物の「行者健脚大会(鉄ゲタレース)」やカラオケ大会、奉納煙火大会も予定どおり行われ盛り上がった。

◎写真説明:茨城県から夫婦で訪れ手を合わせる

  

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