阿弥陀寺で千体仏観音堂のお祭り

文化・芸能

[ 2016年 4月 20日 水曜日 8時04分 ]

 飯田市丸山町2の浄土宗・仏性山阿弥陀寺(伊那西国第十八番観音霊場)の境内にある「千体仏観音堂」のお祭りが18日に行われた。年1回しかご開帳しないという秘仏の千体仏を崇敬する護寺会(松下數之会長)が19年ぶりに新しい提灯(ちょうちん)を奉納した。

 この観音堂は、小さな堂内に多くの仏が安置されている。飯田城主脇坂安政が父安元の菩提を弔うため建てたと言われ、内部の束に寛文12年(1672)と建立の年が記されている。この年、脇坂氏は播磨竜野に移封になっている。飯田市にある建物のうち古い方から5本の指に数えられ、建築物としても貴重なことから、仁王門とともに同市文化財に指定されている。

 同寺の宮澤徹成住職によると、同寺は風越山麓の阿弥陀沢にあったが、宝永年間(1704~1711)に観音堂の境内地へ移り、観音堂の預かり寺になった。以来、毎年4月18日に千体仏をご開帳しお祭りしている。平成初めまで奉賛会があったが、今は護寺会が中心となって行っている。

 ことしは平成9年(1997)の33観音のお祭り以来19年ぶりに、新たに提灯72個を檀家から寄付してもらい奉納した。この日は、護寺会の世話人や女性部役員ら約50人が集まり、先祖代々のお祭りをした。

 千体仏観音堂の建立記念で脇坂氏お手植えの桜といわれるシダレザクラ(阿弥陀寺の枝垂れ桜)の花が散った観音堂前の境内には真新しい提灯が掲げられ、風越保育園の園児たちがお参りする姿も。松下会長は「脇坂氏が千体仏観音堂をつくったところに阿弥陀寺が移ってきた。お寺が代々観音堂を預かりお祭りしてきた。皆さんに知ってもらい、ずっと後世に残していきたい」と話していた。

  

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