願いを込めて素足で 信濃比叡で火渡り護摩 阿智村

文化・芸能

[ 2018年 2月 12日 月曜日 13時48分 ]

 阿智村智里の信濃比叡広拯院(村上光田住職)で11日、厄除けと無病息災、招福を祈る火渡り護摩「大火生三昧(だいかしょうざんまい)」が行われた。僧侶らに続き、厄年の老若男女や一般参加者がおきの上を素足で渡り、今年1年の安全や幸福を願った。

 天台宗の荒行で、広拯院では奉賛会と昼神温泉郷の旅館などでつくる実行委員会が建国記念日に行い、今年で25回目。伝教大師像前で行った。

 約250人が囲んだ輪の中で、村上住職ら僧侶たちが経文を唱え、四方に矢を放つなどの儀式をした後、直径約3メートル、高さ約2メートルに積んだスギの枝葉に点火。燃え盛る炎の中に護摩木や御札などを投げ入れた。

 約1時間後、火勢が収まったところでおきをならし、火渡りを始めた。僧侶たちは「エイッ」と気合を入れ、合掌しながら力強く前進。厄年の男女、一般客が続き、厄除けや無病息災を願った。

 喬木村伊久間から家族4人で参加した会社員の男性(41)は「火を渡り、厄除けと家内安全を願うことができて良かった」。愛知県額田郡幸田町の女性(73)は「雰囲気や周辺の景観も魅力」と語った。

 広拯院は天台宗開祖の最澄が東国布教を機に開いたとされる。昨年は創建1200年を迎えたことから、多彩な記念行事が行われた。

  

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