風流踊 ユネスコ文化遺産候補に

文化・芸能

[ 2021年 2月 12日 金曜日 14時56分 ]


 国の文化審議会は12日、無形文化遺産部会を開き、ユネスコ無形文化遺産登録を目指す本年度の国内提案候補に、阿南町の「和合の念仏踊り」、「新野の盆踊り」などを含む、24都府県41件の国指定重要無形民俗文化財をまとめた「風流踊」を選定した。今後、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議での決定を受け、3月末にユネスコに提案書を申請する。

 風流踊は昨年度も登録に向けて申請が行われたが、ユネスコは審査件数を各年50件に制限しており、無形文化遺産登録のない国を優先的に審査することもあって、審査対象とならなかった。日本の案件の審査は実質2年に1度となっており、本年度も引き続き風流踊を提案し、踊り一覧の中には新野の盆踊りなど4件を追加する。

 風流踊は、華やかな、人目をひくという「風流」の精神を体現し、衣装や持ち物に趣向をこらして歌や笛、太鼓、かねなどではやし、踊る民俗芸能の総称。除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められている。

 ぞれぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で受け継がれる踊りは、地域の活力の源として大きな役割を果たしている。同部会は、各地で受け継がれてきた風流踊のユネスコ登録は、「地域間の対話や交流を促進し、地域の人々のきずなとしての役割を持つ無形文化遺産の保護、伝承の事例として、国際社会における無形文化遺産の保護の取り組みに大きく貢献する」とした。

 和合の念仏踊りは2014(平成26)年に国重要無形民俗文化財に指定された。8月13~16日の間、毎晩踊る太鼓を中心とした念仏踊りで、地区の神社や寺などを巡り各所で踊る。新仏供養と念仏踊りが結びついた形態を持つ。

 新野の盆踊りは1998(平成10)年に指定。8月14~16日のそれぞれの夜から翌朝にかけ、三味線や太鼓などの楽器伴奏を伴わず、夜を徹して踊る。17日早朝にはかねと太鼓を打ちながら精霊を送り出す行事も行う。

 選定を受け、町教育委員会の勝又司教育長は「風流踊という枠組みの中ではあるが、町内の伝統文化が含まることは大変うれしい。より多くの人に知っていただける機会になれば」と歓迎。「昨年は新型コロナウイルスの影響で、例年とは異なり制限がある中での踊りとなった。今年はいつものように、にぎやかに行えることを期待したい」と話した。

◎写真説明:新野の盆踊り(2019年)

  

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