飯伊童謡・唱歌をうたう会が童唱まつり開く

文化・芸能

[ 2010年 7月 20日 火曜日 10時48分 ]

 飯伊童謡・唱歌をうたう会(中島正韶会長)による「第15回記念童唱まつりと新垣勉おしゃべりコンサート」(同会・飯田文化会館主催)は18日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれた。同会のほか飯田下伊那地方の保育園・小学校の合唱団、地元で活躍する合唱グループなど400人を超えるメンバーが出演。またテノール歌手の新垣勉さんを特別ゲストとして迎えた。約1200人が来場し、多彩なステージを楽しんだ。

 飯伊童謡・唱歌をうたう会(童唱会)は1994年6月、故・塚田清實さんの指導のもと「消えつつある日本人の心を、童謡・唱歌を通して伝え広めていこう」という願いから誕生。現在月に2回開催される例会で、清水正則さんの指導のもと270人余の会員が練習を積んでいる。

 第一部は童唱会と会場による「牧場の朝」の合唱で開演。同会の午前・午後・夜の部ごとに会員の発表が行われたほか、喬木第一小、風越・羽場保育園、浜井場小、三穂小4・5・6年生、バッカス男声合唱団(中津好雄団長)が賛助出演した。

 歌とともに踊りを取り入れたり、ソロやアカペラを披露したり。子どもたちの元気の良い澄んだ歌声や、大人の力強いハーモニーなど年代ごとに多様なステージを展開。小学生と童唱会員との合同合唱もあった。

 第二部では盲目のテノール歌手・新垣さんによる「新垣勉おしゃべりコンサート」が行われた。新垣さんは1952年、沖縄県で米兵の父と日本人の母の間に誕生。生後まもなく失明し、祖母の元で育てられる。沖縄県立盲学校を経て東京キリスト教短期大学、西南学院大学神学部を卒業。その後34歳で武蔵野音楽大学声楽科に進み、同大学卒業、同大学大学院修了。世界的なボイス・トレーナーであるA・バランドーニに師事している。

 新垣さんは曲の解説とユーモラスなトークを交えながら、オペラ楽曲や「しゃぼん玉」「椰子の実」といった童謡・唱歌を披露。厚みのあるテナーの歌声が会場に響き渡った。また、追手町小学校合唱団と2曲を歌うジョイントステージが行われた。「ビリーブ」では新垣さんの歌にあわせて小学生らが手話のパフォーマンスを披露。終演と同時に会場からは盛大な拍手が起こった。

 初めて童唱まつりに訪れたという金田松江さん(68)=阿南町新野=は「いろいろな年代の地元の人たちの歌がすてきだった。新垣さんの歌声も、とにかくすごかった」と圧倒された様子。中島会長(69)は「おおぜいの方が来場してくださって本当にありがたい。子どもたちはよく歌い込んでいてすばらしかった。新垣さんの歌も感動的だった。全体的に盛り上がって歌うことができた」と話していた。

  

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