飯田お練りまつりが開幕

文化・芸能

[ 2016年 3月 26日 土曜日 8時47分 ]

お練り祭り大名行列 7年に1度開かれる大宮諏訪神社(飯田市宮の前)の式年大祭に合わせ、飯田市街地に飯伊地域の郷土芸能が集い、盛大に演舞を奉納、披露する「飯田お練りまつり」が25日、開幕した。初日は、江戸時代の絢爛豪華な参勤交代を再現した「大名行列」に、重量約30キロの巨大な獅子頭を誇る「東野大獅子」が登場。市街地各所で勇壮な演舞を繰り広げ、この日を待ちわびていた多くの観衆を沸かせた。

 

 大名行列は、地元本町三丁目から演舞を開始。諸道具を手にする役者をはじめ、御徒士や鉄砲組、鷹匠に扮した子どもら、腰元に扮した女性など、総勢120人が約100メートルの行列を構成した。

 

 先頭の化粧箱を持つ男性(54)の「エーハリーワサートーナー」の掛け声が周囲に響き行列が動き始めると、順次後ろに声が引き継がれていくとともに、先箱、天狗車熊、白車熊、富士形、大車熊、蓬莱大鳥毛と、各槍の受け渡しが行われ、迫力ある所作で観衆を魅了した。

 

 また、各所での所望所作では、化粧傘の由緒ある「四方がため」をはじめ、箱を担ぐ2人の動きがぴたりと合う先箱、重量25キロと見る側も思わず力が入る道中槍の筆頭・蓬莱大鳥毛、空高く投げ上げた草履を片手で受け取る草履取り、軽やかに傘を回す傘持ちなど、各道具が優雅に、軽快に所作を披露した。

 

 今回が3回目の化粧箱となる男性は最初の演舞を終え、「一発目ということで体が動くか、声が出るか不安な所もあったが、調子は良さそう。新人も多く加わっているので、次回のお練りも見据えながら、良い経験を積んでもらいたい」と意気込み。新人で傘を担当する男性(24)は「まだまだ緊張が解けないが、一生懸命練習してきたので、悔いが残らないよう精いっぱいやりたい」と笑顔を見せた。

 

 お練りまつりは27日までの3日間の日程で、全47団体が出演する。26日は32団体、27日は28団体が出演し、飯田中心市街地を所狭しと練り歩く。25日、飯伊各地域で所望に応じ、一足早く演技を披露する団体も。飯田市育良町の南信州新聞社では、中央通りお練りまつり実行委員会「天龍太鼓」が、全身を使った力強いバチさばきで豪快な音を打ち鳴らした。

 

 26、27日の両日は午前9時から午後6時まで市街地の交通規制が行われる。また、中央公園広場、プール跡地では、飲食コーナーやお練りグッズ販売コーナーが設けられ、祭りの思い出の一助に。

 

 飯田お練りまつり奉賛会は今回、地域内をはじめ県内外でのPR活動を強化。ポスター作成や広告塔の設置、高速バスのラッピング、県外イベントでのPRなど、地道な活動が実を結んだことが見て取れる。前回時、過去最多の32万人の観衆を記録したが、再び最多記録の更新が見込まれる。

  

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