飯田お練りまつり奉賛会が総会、所望のあり方再検討へ

文化・芸能

[ 2010年 6月 16日 水曜日 15時17分 ]

 平成22年寅歳飯田お練りまつり奉賛会(宮島八束会長)は14日、飯田市東栄町の勤労者福祉センターで開き、事業経過報告及び収支決算報告など計5議案を、原案通り承認した。各委員会の反省点報告では、今回も設置を見送った桟敷席や障害者席増設の要望が多く、また出演団体の活動費をすべて賄う所望のあり方について、今後の重要課題と位置付けた。

 会員ら約60人が出席した総会冒頭、宮島会長は「振り返れば一昨年から準備に入り、経済状況が悪いなか、前回を上回る協力を得ることができたことに感謝したい」と述べ、「サロンの開設などPRに注力した効果が出た」と総括した。

 前回を2団体上回る42団体、人手は過去最多の延べ約32万人に達した同大祭。総務、催し物、交通の3委員会による反省事項では、長年の懸案事項でもある桟敷席、障害者席に関し、依然として観光客からの設置要望が多かったとし、重点課題とした。

 低迷する経済状況下において、所望が活動費のすべてにあたる出演団体からは、一番苦労した点に「運営費の捻出」を挙げた団体が約半数を占めるなど、所望のあり方が問題となった。「お願いした所望の返事、確定が遅れ予算立てができなかった」「商店街への経済負担が大きくならないよう、奉賛会からの補助を多くしてもらいたい」などの意見が多く寄せられた。一方で、県外の観光客からは「よく見たいから所望を出したい」といった声もあり、新たな所望の受け方、または所望だけに頼らない対策検討の必要性を訴える声があった。

 情報伝達では、位置情報把握システム(GPS)を導入したものの、情報伝達がまちまちで正確な位置確認が難しかったと指摘。また設定した時間通りには進行しなかった点について、催し物委員会から「本部2カ所制を導入し、出演団体の渋滞緩和につなげてはどうか」などの提案があった。

 交通委員会報告では、臨時駐車場について一般車両駐車場は15カ所、2530台分を用意し、27日は午前11時で満車、28日は逆に4カ所で満車にはならなかった。シャトルバスは両日とも3ルート計9台で運行し、利用者数は27日が約9800人、28日が約7800人だった。シャトルバスのスムーズな運行や催し物の安全で計画的な実施を考慮すると、今回の規制区域は「適正だった」と判断したものの、地元住民や企業からの苦情も多く、許可車証の発行が増加するなど、次回以降の検討課題とした。

 収支決算は、協賛金は607件の協力を得て目標額2000万円に対し61万7000円上回り、シャトルバス乗車料100円や中央公園への出店料、ガイドブックの売上金などから、全体予算額を約375万円上回る4825万円余だった。

 

  

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