飯田と台湾の人形劇交流30周年記念展

文化・芸能

[ 2015年 8月 8日 土曜日 9時51分 ]

 飯田と台湾の人形劇交流が30周年を迎えたことを記念する人形展示が9日まで、飯田市本町の川本喜八郎人形美術館で行われている。台湾・嘉義市の布袋戯制作工房「三昧堂創意木偶團隊」の、きらびやかな創意布袋戯人形約30点を展示。期間中には、同団による人形の実演も実施している。

 いいだ人形劇フェスタの前身である人形劇カーニバル飯田時代の1985年、台湾の劇団が飯田を訪れて公演したことを皮切りに、交流がスタート。飯田も2002年から台湾へ劇団を派遣し、雲林国際人形劇フェスティバルなどに参加してきた。

 ことしのフェスタでは、台湾文化センター(東京都)と共同で交流30周年記念プロジェクトを企画。台湾から同団と新興閣掌中劇団の2団体を迎え、人形展示や公演を行っている。

 三昧堂はフェスタ初参加。17世紀の中国に起源を持つ地方人形劇の一つ、台湾布袋戯を現代風にアレンジした創意布袋戯人形の制作、上演に取り組む。会場には、通俗小説や歴史文化、動植物、歴代の宮廷の側室などから想を得て作った人形を展示。民間信仰の神々を題材とした初公開の人形4点も並べている。

 中世ヨーロッパの貴族風の装いをした西遊記のキャラクター、ハスやフジ、ヒガンバナなど植物を擬人化した人形。日本の狩衣と烏帽子を取り入れたキャラクターや、白無垢のような白い華やかな衣装をまとった天照大神など、日本風の作品もあり、細かく装飾が施されたきらびやかな人形が並ぶ。

 会場では、飯田市出身の細密画家で同団日本後援会代表の蘭香津美(本名・村松和典)さんが、三昧堂の人形を鉛筆で描いた作品10点を友情出品。バリ島の伝統的細密画の画法に基づく精緻な絵画を並べている。

 開場は午前9時から午後6時半(最終日は正午)まで。8、9日の午前11時から、同館下オープンスペースで実演を行う。

 新興閣掌中劇団は8日に鼎小学校第1体育館で、9日は松尾の新井コミュニティ消防センターで公演する。各日午前10時から。

  

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