飯田文化会館子育て支援事業「にこにこステージvol・24」(同館・実行委員会主催)が29日、飯田市高羽町の飯田人形劇場で開かれた。2回公演に120組の家族連れが訪れ、飯田下伊那地域で活動する「ミュージック ボックス フィガロ」による歌と演奏を楽しんだ。
子どもたちが生の舞台芸術に親しむとともに、親子のきずなを深める機会にしたい―と企画し、24回目。会場に床を敷いたり、演奏中にも出入りできるよう工夫したほか、授乳スペースを設けるなど幼い子ども連れを意識した配慮がされている。
フィガロは、女性3人によるグループ。ピアノとエレクトーン、太鼓、鈴といったさまざまな楽器を演奏したり、歌いながら童謡やクリスマスソング、クラシック音楽などを披露した。
訪れた親子はリズムに乗って手拍子をしたり、口ずさんだり。クリスマスソングメドレーにあわせてツリーや雪、星などが壁に映し出されると、子どもたちは「うわあっ」「雪だ」と大喜び。飛んだり跳ねたり、音楽と一緒に手遊びをしたりと、30分ほどの公演を楽しんでいた。
最後にフィガロのメンバーは「音楽を親子で一緒に楽しむと絆が深まる。小さい頃から聞いていると情緒豊かな子に育つ。また次の機会に演奏を聞いてもらえれば」と語り掛けていた。
次回の「にこにこステージ」は来年3月2日に行われる予定。