リアリズム美術家集団(菅沼立男代表)による「リア美会員展」は22日まで、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開かれている。油彩や水彩、アクリルなど、会員12人がそれぞれ自由な技法で描いた絵画約90点を展示。女性会員3人の特別陳列も行っている。
日本美術会飯伊支部の流れをくみ、「自分と自分の中から感じるリアリティー」を追求する美術団体。飯田下伊那地域の愛好家が所属し、スケッチ旅行や例会などで研さんを積む。秋の会員展のほか、5月に開くアンデパンダン展も中心となって運営している。
会場には、さまざまな技法で描いた風景や静物、人物画などが並ぶ。伸び伸びとした筆致で紅葉した秋の山を描写したものや、素朴なタッチで身近な風景を描いた水彩画、荒涼とした空の下にそびえる荒々しい山の絵など。強烈な色彩を取り入れて抽象的な表現を試みた作品も並ぶ。
午前9時から午後5時(最終日は同4時)まで、入場無料。