飯田創造館で県内日展日本画作家展

文化・芸能

[ 2016年 6月 20日 月曜日 11時58分 ]

 国内最大規模の公募展、日展に日本画を出品する県内在住作家らによる「長野県在住日展日本画作家飯田展」(同展実行委員会主催)が26日まで、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開かれている。日展や日展日本画部春季展(日春展)に出品した大作を中心に60点余を並べている。

 県内在住の日展作家による展覧会は17年前、小諸市で始まった。飯田展はことしで8回目。地域住民に美術作品の鑑賞の場を提供して芸術文化への貢献を図るとともに、作家同士の交流の場として開催している。

 ことしは、16人が日展・日春展に出品した大作約30点をメーンに展示。風景や人物、動物、植物などを題材に、それぞれ個性ある作品を並べている。

 地元の風景を落ち着いた色彩で描写したものや、水面に映り込んだ雲をカラフルに描いたもの、限定した色彩で植物を象徴的に捉えた作品など。

 同展実行委員長の林和緒さんは、昨年の日展に出品した「木曽御嶽に想いを」を展示した。2014年の御嶽山噴火をきっかけに制作した作品で、雪を被った御嶽山が、わずかに噴煙を上げながらそびえ立つ姿をクローズアップして描いている。

 「早く噴火が収まって穏やかな山になってほしいと願って描いた」と林さん。木曽郡上松町出身の力士・御嶽海のイメージを重ね合わせ、山の周囲には海のような鮮やかな群青色をまとわせている。

 会場には、日展・日春展出品を目指して研さんを積む信州日展日本画会員の作品も展示。20号以下の作品を一人2点ほど並べている。

 林さんは「勉強の場として、多くの人に見てもらったり、自分も他の人たちの作品を見る機会として展示してもらった」とし、「日本画に取り組む人が少なくなっている。たくさんの人に関心を持ってもらい、楽しんで描いてもらえたら」と話していた。

 午前9時から午後5時(最終日は同4時)まで。水曜休館。入場無料。

  

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