飯田創造館開館30周年記念展

文化・芸能

[ 2011年 1月 11日 火曜日 16時20分 ]

 飯田創造館開館30周年を記念する「長野県信濃美術館所蔵作品展」が8日、飯田市小伝馬町の同館で開幕した。飯田市出身の画家・菱田春草をはじめ、近現代に活躍した県ゆかりの芸術家28人の日本画や油彩画、版画、彫刻作品38点を23日まで展示している。

 同館は1979年12月に開館。地域の芸術文化活動の拠点として出発し、地元で活動する文化芸能グループへの貸館や企画展・講習会など各種主催事業を展開してきた。

 30周年を迎えた2009年から企画・準備を開始。同館の活動を支えてきた地域住民への感謝を込め、県信濃美術館=長野市=の収蔵する、地元出身画家や県内・飯田下伊那地方を画題とした作品を集めた同展を開催した。

 会場には、春草が19歳の時に描いた日本画「老子」と「牧牛」、須山計一や横井弘三の鮮やかな油彩画、オノサト・トシノブの複雑な幾何学模様のリトグラフなど市内出身画家の作品が11点。また、梅原龍三郎や安井曾太郎といった中央画壇で活躍した画家が、県内の風景を描いた油彩画が並ぶ。

 同館の宮島福男館長は「創造館を支え、育てていただいた地域の皆様への感謝を込めて企画した。ふれる機会の少ない芸術作品を見ていただき、新たな気持ちを持っていただければ」と話し、「30年は我々にとって新たな出発点。これからもより多くの方に来ていただき、豊かな人生づくりのサポートをしていきたい」と語っていた。

 午前9時から午後5時まで。会期中無休。入場無料。8、23日には、信濃美術館学芸員によるギャラリートークが各日午後2時から行われる。問い合わせは創造館(電話52―0333)へ。

 また同館では、墨絵講習会受講生の作品と遠州流の生け花も展示されている。

  

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