飯田市民吹奏楽団(小林憲司団長)の第32回定期演奏会が15日、飯田市高羽町の飯田文化会館ホールで開かれた。2部構成で吹奏楽曲やポップスなど魅力あふれる多彩な楽曲を披露し、会場を訪れた約400人の観客を楽しませた。
同団は1982(昭和57)年、飯田下伊那地域の有志により結成。地域に根差し、地元に愛される楽団を目指して演奏活動に取り組んでいる。
吹奏楽のための曲目をメーンとした第1部では、七夕伝説をテーマとしたロマンチックな「THE SEVENTH NIGHT OF JULY~TANABATA~」や、本年度全日本吹奏楽コンクール課題曲など3曲を披露。「アルメニアン・ダンス パートⅡ」では複雑で激しいメロディーを展開し、観客を魅了していた。
第2部は、アニメやCMで使用されている楽曲など5曲を取り上げたポップスステージ。4曲をメドレーで披露した松田聖子コレクション、ロックやジャズに編曲された「だったん人の踊り」、バッハのモチーフが取り入れられたロックなど、さまざまにアレンジが加えられた楽曲を演奏した。
各曲ではメンバーやパートごとのソロを披露したり、トークやものまねで観客を楽しませる場面も。最後に、アメリカのディズニーランド開園50周年を祝ってアレンジされた、ディズニー音楽6曲のメドレーを華やかに奏でていた。
同団は22日午後2時から、阿南町の阿南文化会館でファミリーコンサートを開く。阿南第一中学校吹奏楽部が賛助出演する。指揮者体験のコーナーも用意。問い合わせは上郷黒田の同団練習場(電話0265・52・3350)へ。