飯田市民吹奏楽団(小林憲司団長、49人)の第29回定期演奏会が23日、飯田市高羽町の飯田文化会館ホールで開かれた。クラシックとポップスの2ステージで全10曲を演奏、約200人の来場者を楽しませた。
同団は1982年、飯田下伊那地方の市民有志により結成。「音楽による地域の方々との交流」を目標に、地域の吹奏楽団として演奏会やイベント出演などを続けている。
第1部のクラシックステージでは、雄大な「アパラチアン序曲」や美しい旋律で魅せるバッハの「アリオーソ」、戯曲や映画音楽などを取り上げた。
第2部では、アニメ「名探偵コナン」のテーマやスーパーマリオブラザーズ、ことし話題になったドラマ主題歌、CMソングを披露した。第1部で客演指揮を行った高山幸久さんも、団員と一緒にトランペットを演奏。多彩なプログラムで多くの聴衆を楽しませた。
小林団長(51)は「練習が思うようにいかない時があったが、終わったあと団員たちが笑顔で『良かった』と言っていてほっとしている。来年は30回記念。まだ計画段階だが、節目の年にしたい」と話していた。