飯田時又初午はだか祭り開く

文化・芸能

[ 2014年 3月 11日 火曜日 9時07分 ]

 信州飯田時又初午はだか祭りは9日、飯田市時又の長石寺から天竜舟下り時又港までの一帯で繰り広げられた。初参加の女性みこしを含む9基の大人みこしと小学生の学童みこし、保育園児の幼児みこしが地区内を練り歩き、天竜川では鈴岡太鼓の勇壮な音とともに若者たちが川の中できおいあげた。

 長石寺での儀式に続いて、時又の町内へみこしが繰り出した。沿道には数多くのカメラマンが待ち受け、「オンスイ、オンスイ」ときおう若者たちや新たに加わった女性みこしにレンズを向けた。

 みこしには2011年から続く「復興祈願」の文字が掲げられ、「守札」をはじめとする初午グッズの売り上げ金の一部が東日本大震災復興への義援金に充てられた。

 新たに加わった女性みこしは、長年祭りの総指揮官を務めた故・前澤敬司さんの遺志を継いだもの。以前から幣束持ちなどとして女性がみこしの行列に加わっており、女性みこしを造ることが前澤さんの夢だった。

 実行委員の一人で前澤さんの息子の良寛さんが呼び掛けて、担ぎ手の女性や仲間とともに、長石寺の聖観世音菩薩をモデルに製作。金色に塗装し、布の衣装をつけた立派なみこしに仕上がった。

 5年ほど前からはだか祭りに参加してきた女性みこしの担ぎ手の一人は「前澤さんの願いだったこのみこしを担ぐことができて光栄。こんなににぎやかにできると思っていなかったのでうれしい。これからも毎年女性みこしを出していきたい」と話していた。

  

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