飯田水引が県の伝統的工芸品に

文化・芸能

[ 2014年 11月 29日 土曜日 9時46分 ]

 県は27日、県の伝統的工芸品として、「飯田水引」(事業者団体・飯田水引協同組合)を新たに指定した。「松代焼」「栄村つぐら」「信州からまつ家具」とともに今回新たに指定を受けた飯田水引は、今月14日の「信州ブランドアワード2014」でも県知事賞に選ばれている。

 阿部知事は27日、飯田水引でリニア中央新幹線をイメージしたブローチを付けて会見に臨み、飯田の伝統的工芸品を紹介。「伝統的工芸品、伝統技術の継承、あるいは地域資源の活用を通じて地域経済の活性化に資する重要な地場産業だと考えている。中小企業振興条例も踏まえて、県としてもしっかり振興に取り組んでいかなければいけない」と強調した。

 今回の4件の指定で県内の伝統的工芸品は経済産業大臣の指定が7品目、県知事としての指定が18品目になった。知事は「今後もこの伝統的工芸品の産業振興に向けて県内外での展示会や商談会の開催、情報の発信、販路拡大などに取り組んでいきたい。後継者育成にも力を入れていく必要がある」と述べた。

 指定を受けた飯田水引協同組合(事業者数22)の大橋丹治理事長は本紙の取材に「栄えある伝統的工芸品に指定されて大変ありがたく、名誉に思っている。3年ぐらい前からの懸案だったが、関係者の皆さんが何回となく現場に見学に来られ、伝統的工芸品に指定しなくてはいけないと強く感じてくれた」と話した。

 飯田水引は、飯田下伊那地域で何世代にもわたって伝え続けられてきた伝統工芸。強く丈夫な和紙でつくられた良質な水引は、日本古来の伝統的風習に用いられ、雅やかにして美しさを象徴する。元禄時代(1688年~1703年)からの伝統的な手法による生産を継承しながら全国に出荷し、現在、全国の70%の水引製品を生産している。

  

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