飯田表具経師内装協が会員展 技生かした作品を

文化・芸能

[ 2015年 11月 10日 火曜日 15時21分 ]

 飯田表具経師内装協会(安藤弘文会長)は7、8の両日、「表装作品展」を飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開いた。会員14人がそれぞれの技を生かし、飯田下伊那地域ゆかりの作家による絵画や書などを掛軸や額、屏風に表装した33点を展示した。

 表装技術の習得と向上、相互研さんを目的に年1回開き、49回目。同協会には飯伊の40―80代まで10店が所属し、その中で若手の会員が中心となって執行部を組織している。

 会場には、さまざまな様式で仕立てられた作品が並ぶ。掛け軸は代表的な大和表装や丸表装をはじめ、一枚のきれをくり抜いて仕立てるくり抜き表装、様式にとらわれない創作表装など。きれの模様が表れた部分を印象的に配した掛け軸や、マグネットを貼り付けることができる屏風もあった。

 表装された絵画や書は、片桐白登や仁科八重美、日夏耿之介といった物故作家から、現在活躍中の作家の作品までさまざま。書と同じ字をきれで表現して掛け軸に仕立てたり、日本画の連作3点を一つの額に納めたりと、それぞれ工夫を凝らして表装している。

 「絵や書を引き立てるため、会員がそれぞれの技術を生かして表装している」と安藤会長。来年の第50回展では、県表具経師内装協会の作品展を併催する予定で「県内の表具屋のさまざまな作品がたくさん展示されるので、楽しみにしていただければ」と話していた。

  

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