飯田養護学校卒業生ら「花の木組」3年ぶり公演

文化・芸能

[ 2015年 6月 11日 木曜日 11時37分 ]

 喬木村阿島にある県飯田養護学校の卒業生や保護者、職員の有志でつくる和太鼓「花の木組」(小平雄一代表、メンバー約30人)が3年に一度行う「第2回公演」がこのほど、飯田市鼎文化センターで開かれた。

 同校では、寄宿舎「あじま寮」で生活する中学1年から高等部3年までの寄宿生の同好会活動として和太鼓「あじまっ鼓」が受け継がれている。1年間の練習の成果を毎年発表しており、ことしも2月に第12回発表会を同センターで開いた。

 花の木組は、卒業後も和太鼓を続けたいという卒業生や、在学中はやっていなかったがやってみたいという卒業生、さらに保護者や寄宿舎の指導員によって8年ぐらい前に発足。2012年6月に初めて公演を行い、練習の成果を発表した。

 広報を担当する寄宿舎指導員の水野静江さんによると、メンバーの半数以上が20代の卒業生で、会社や福祉作業所などに勤めている。飯田下伊那や飯島などの自宅から毎月2回、日曜日の昼間学校に集まり練習している。仕事を持ちながらの練習はなかなか来れないこともあるが、太鼓が大好きという気持ちがベースになっているという。

 3年ぶりに開いた発表会は「心ひとつに」をテーマに、二部構成で自分たちでアレンジした「花笠踊り」「花の木物語」「いちの太鼓」を含め計10曲を熱演した。第二部では、中川村の陣馬太鼓がゲスト出演し花を添えた。

 会場には約400人が詰め掛け、大好きな和太鼓を打つメンバーが繰り広げるさまざまな音の表現や音の和がひろがる「花の木組」ワールドを楽しんだ。

 舞台監督を務めたまつり工房(伊那市)の朝倉理恵さんは「養護学校を卒業しても自分の時間を見つけて一生懸命取り組んでいるメンバーが3年間つくってきたものを心をひとつにして発表することができた」、水野さんも「一生懸命太鼓に向かう気持ちが十分発揮でき、公演をやり遂げた」と話していた。

  

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