高森で市田灯籠流し開く

文化・芸能

[ 2013年 8月 20日 火曜日 9時09分 ]

 高森町下市田の天竜川で18日夜、伊那谷に晩夏の訪れを告げる伝統の風物詩「市田灯籠流し」があった。町観光協会の主催で90回目。250基の幻想的な灯籠の光が川面を流れ、節目を記念し例年より多い花火が夜空を焦がした。

 午後6時半すぎ、天竜川に架かる明神橋のたもとで僧侶が読経する中、火が灯された灯籠は岸から静かに送り出された。

 灯籠は、地元の出砂原(ださら)自治会の住民が麦わらや桑の枝を組んだりして手作りしたもの。新盆を迎えた家では故人の戒名を記した紙も付けた。

 午後7時、花火の打ち上げが始まると祭りは最高潮に。尺玉やスターマインが次々に打ち上げられ、両岸を埋めた多くの見物客は晩夏の風情を味わった。

 明神橋近くには多くの出店が軒を連ね、浴衣姿の家族連れなどが晩夏のイベントを楽しむ姿も見られた。

 また花火の打ち上げを前に、駅前広場では和太鼓グループが日ごろの練習の成果を披露。子どもたちの提灯行列やみこしもあり、にぎわいを見せた。

 出砂原自治会長の高木利正さんは「例年以上の来場者でにぎわった。夏の風物詩として続けていきたい」と話した。

 市田灯籠流しは、ことし1年に亡くなった人の成仏と先祖の霊を慰めようと、大正時代から始まったとされる。

  

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