高森牛牧神社で里曳きと建御柱

文化・芸能

[ 2016年 3月 8日 火曜日 9時40分 ]

 高森町牛牧の「牛牧神社式年御柱祭」(竹内宜雄区長)は6日、里曳(び)きと建御柱が行われた。同地区育成会(木下啓爾会長)の主導により、地域の一大行事として初めての御柱祭。氏子衆と子どもを主体に、地区住民ら約300人が参加した。

 各地の御柱祭は今月末から来月初めごろがピークとなるが、飯田下伊那地域ではトップを切って行われた。山出しは2月21日に終え、この日の里曳きは同地区上段道の共経会所近くからスタート。やわらかな春の薄日が差す中、幹周り約70センチ、長さ約6メートルの2本のスギを1キロにわたり曳き歩き、神社に到着した。

 見せ場でもある最大の難所は、参道の大鳥居から続く60段近い石段。木遣り班の威勢のいい掛け声と、高らかに響くラッパの音に後押しされ、隊列前方の子どもらは懸命に御柱を引き上げた。

 2本の御柱が境内に到着すると、いよいよ建御柱。再び木遣り隊が掛け声を掛け、ラッパが響くと、子どもたちが引き綱を力強く引っ張った。先端に幣束が打ち付けられた御柱は、社殿に向かって右側、左側の順に高らかに建立された。

 牛牧神社は永享12(1440)年に八幡宮として創建されたと伝えられる。その後、諏訪大明神が合祀され、明治13(1880)年に牛牧神社と社号を改正。7年目ごとの御柱祭も小規模に行われてきた。

 竹内区長は「これまでやったことのない地区行事だが、天気も良く大勢の人が集まってくれた。感無量の心境。今回のデータを保存し、今後もぜひ継承してもらいたい」と話していた。

  

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