高森町の天竜川で市田灯ろう流し開く

文化・芸能

[ 2010年 8月 20日 金曜日 8時24分 ]

 高森町下市田の天竜川で18日夜、伊那谷に晩夏の訪れを告げる伝統の風物詩「市田灯ろう流し」があった。幻想的な灯ろうの光が川面を流れ、約2000発の花火が夜空を焦がした。

 町観光協会の主催で87回目。ことし1年に亡くなった人の成仏と先祖の霊を慰めようと、大正時代から始まったとされる。

 灯ろうは約250基。地元の出砂原(ださら)自治会の住民が麦わらや桑の枝を組んだりして手作りした。新盆を迎えた家では故人の戒名を記した紙も付けた。

 午後6時半ごろ、天竜川に架かる明神橋のたもとで僧侶が読経する中、火がともされた灯ろうは岸から静に送り出された。

 花火の打ち上げが始まると祭りもピークに。尺玉やスターマインが次々に打ち上がり、両岸を埋めた多くの見物客は晩夏の風情を味わった。

 また、駅前のイベント広場では太鼓演奏など芸能発表も。出砂原商店街の目抜き通りでは若者らが元気よく練り歩き、祭りを盛り上げていた。

 地元などによると、かつては「あばれ天竜」で犠牲になった水難者や無縁仏を供養する祭りだったが、時代の流れとともに「町と地元商店街の振興、活性化」としても位置付けられ、町全体の祭りとして毎年18日に開催している。

  

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