市民有志団体「IIDA WAVE(イイダウェーブ)」は5日に会見し、アマチュアミュージシャンの音楽コンテスト「ザ・ファイナル2020」の概要を発表した。今年は記念すべき20回目の開催。さまざまな年代からジャンルを問わずオリジナル曲を募り、8月29日に飯田市吾妻町の市公民館でライブ形式の本選を開く。応募締め切りは5月18日日。
2001年から「感動を得られる曲をより多くの人に伝えるきっかけに」と毎年開いている音楽イベント。テープ審査と関係者によるライブ審査(6月27・28日)で本選「ザ・ファイナル」の出場10組を選ぶ。
応募資格は年齢、国籍、ジャンル、演奏形態、メンバー構成など不問。メンバー内に県在住か出身者がいるか、飯田下伊那地域を活動拠点や練習の場にしていれば誰でも応募できる。
本選では来場者全員が審査員になってグランプリなど4組を選ぶ。
ヘッドプロデューサーの桑原利彦さんは20回目の開催について「当時高校生で出場した生徒が、結婚し子どもを連れる年になったと思うと感慨深い」とし「音楽の新しい出会いの場にもなっている」と意義を語った。
音楽部門「ミュージック・ウェーブ・イイダ」のプロデューサー、加藤修司さんは「毎年大勢のスタッフの支えがある」と感謝し、「地域の人が音楽でつながり、音楽に親しみ続けてもらえる場になれば」と話した。
会見では昨年の本選を収録したDVDの完成も発表。税込み1500円。20日から発売し、県内の平安堂、事務局の飯田まちづくりカンパニーで販売する。
今年は20回目の節目として、9月21日に「IIDA WAVE 20周年記念ライブ」を開催する。歴代のグランプリ受賞者など、ザ・ファイナルにゆかりのあるグループが出演。第1回グランプリのタテタカコさんも出演を予定している。
ザ・ファイナルの募集要項などの詳細はホームページで。問い合わせは事務局(電話0265・21・1212)へ。
◎写真説明:20日から販売される「ザ・ファイナル2019」のDVD