下條村歌舞伎保存会は6日、同村コスモホールで小中学生歌舞伎発表会を開いた。昨年インフルエンザの影響で、村の文化祭に出演できなかった小中学生が出演。華やかな衣装に身を包んだ子どもたちが迫真の演技で観衆を魅了した。
下條歌舞伎は後継者育成や伝統芸能存続のため、中学生や小学生の指導に力を入れている。中学校歌舞伎クラブは、学校文化祭と村文化祭へ向け2グループが練習を続けたが、村文化祭へ出演を予定したグループは発表の機会がなくなってしまった。
一方、小学生の子ども歌舞伎教室もことし1月伊那市で開いた農村歌舞伎祭へ出演したものの、中学生と同様、村内では発表の場がなかった。
今回の発表会は「一生懸命練習をしてきた子どもの演技を村内の人々に見てもらいたい」と保存会をはじめ、村や関係者の熱意により実現した。
このうち、子ども歌舞伎教室の「蝶千鳥曽我 由井ケ濱の場」は農村歌舞伎祭でも好評だった演目。父を殺された一万と箱王が子どもながら立派な覚悟で死罪に臨む場面を演じ、練習の成果を披露した。
また中学校歌舞伎クラブは「太功記十段目 尼崎庵室の場」を上演。本能寺の変後の武智光秀(明智光秀)の家庭をテーマにした内容で、悲運な運命の演技が観衆の涙を誘った。








