Iターン者増え活気づく、根羽村「八柱神社七年祭」

文化・芸能

[ 2009年 10月 14日 水曜日 15時26分 ]

 大正時代から7年目おきに開かれている根羽村八柱神社の七年祭(祭典委員長=小木曽亮弌村長)が10、11の両日、人口が2倍以上にふくれ上がった村内一帯で開かれた。10日は5つの洞(地区)ごとにあでやかな「手踊り」や勇壮な「廻(まわ)り太鼓」、豪快な獅子舞を道中で披露し、11日の本祭りでは神社境内に出し物を奉納した。
 
 近年の過疎化と少子高齢化の影響で祭りの継続を不安視する向きもあったが、人口の1割を占める135人の若いIターン者全員が地域の連に加わったことで「いつになく盛り上がっている」と小木曽亮弌村長。来日間もないオーストラリア人AETも、校長や教頭と一緒に手踊りを披露した。
 
 10日の宵祭りは東、西、南、北、中央の各参加連が屋台とともにそれぞれの地域を出発し、村の中心地や村老人福祉センター「しゃくなげ」などで出し物を披露。沿道には多くの見物人が集まり、6年ぶりの衣装や舞いに見入った。
 
 廻り太鼓は、法被姿の若者が輪になって勢いよく踊りながら移動し、華やかに装飾された屋台の太鼓を代わる代わる叩く伝統芸能。手踊りは女性が中心で、伝統的な踊りのほか、現代の曲に合わせた踊りも披露した。
 
 小戸名の獅子舞は、通り掛かりの娘に獅子が恋慕し、怒った「金蔵」が獅子と戦うという叙情的な物語性、激しい対決シーンで今回も人気を集めた。
 
 地元在住の郷土史家、片桐亀十さん(78)によると、廻り太鼓は岐阜県方面から伝わってきたもので、小戸名の獅子舞は頭は伊勢、舞いは特に尾張(愛知県)と越中(富山県)の影響を受けており、飯田下伊那に類を見ない村独特の獅子舞になったという。
 
 出し物が終わった午後9時からは、根羽やまあいフェスティバルを兼ねた大煙火大会が根羽小中学校前のグラウンドで始まり、特大スターマインなど87基が夜空を彩った。
 
 11日の本祭りは朝から境内で挙行され、各洞の出し物のほか、愛知県安城市の三河万歳や大道芸、村のよさこいグループ「緑心技」の踊り、小学生の太鼓も奉納された。
 
 小木曽村長は「台風の影響を受けず、好天に恵まれて開催できてなにより。やはり八柱神社はご利益がある」と笑顔で話していた。
 

  

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