第14回萩元晴彦ホームタウンコンサート

文化・芸能

[ 2010年 12月 22日 水曜日 8時14分 ]

 飯田市出身のプロデューサーである故・萩元晴彦さんが企画した「第14回萩元晴彦ホームタウンコンサートin飯田」(同実行委員会など主催)が18日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれた。ピアニストのメナヘム・プレスラーさんとウェールズ弦楽四重奏団が共演し、それぞれのステージや合同演奏を披露。来場者約500人を魅了した。

 室内楽の楽しさを伝えようと1996年に始まり、萩元さんが亡くなった2001年以降も実行委員会が遺志を継いで開催している。

 ウェールズ弦楽四重奏団は06年、桐朋学園の学生により結成。08年、ミュンヘンADR国際音楽コンクールで3位を受賞、日本人のカルテットとしては東京カルテット以来38年ぶりの入賞を果たす。現在拠点をスイスのバーゼルに移し、ハーゲン四重奏団の第2バイオリン奏者ライナー・シュミット氏の下で研さんを積んでいる。

 ベートーベンの「弦楽四重奏曲第2番ト長調作品18の2」では、優美で生き生きとした演奏を披露。観客は、静けさや軽やかさ、力強さなど、楽章によって異なる味わいを持つこの曲を楽しんだ。

 プレスラーさんは1923年、ドイツ出身。17歳でサンフランシスコのドビュッシー・コンクールに優勝、フィラデルフィア管弦楽団と共演しカーネギーホールにデビュー。97年、カザルスホール10周年に萩元さんの希望によりリサイタルが実現。現在、インディアナ大学で教鞭をとるほか世界各地でマスタークラスを開催、さまざまなコンクールの審査員も務めている。

 3曲から構成されるドビュッシーのピアノ曲「版画」では、流れるように繊細な旋律を響かせた。演奏後に会場から上がった「ブラボー」の声や大きな拍手に応じたプレスラーさんは、ことし生誕200年を迎えたショパンの「ノクターン」を披露した。

 最後はドボルザークの「ピアノ五重奏曲イ長調作品81」を2組で演奏。力強い第1楽章に続いて第2楽章が抒情的に響き、第3楽章では再びリズミカルに。最後の第4楽章では静かな中から一転、ピアノと弦楽器の激しい応酬でフィナーレを迎え、若手とベテランの見事な競演を見せた。なりやまない拍手にこたえた2組は、第3楽章をもう一度演奏して舞台を去った。

 コンサートを鑑賞した男性らは「生の演奏のすばらしさ、アンサンブルの良さがあった」「プレスラーさんが、弦を引き立たせようと控えめに演奏していたところにプロのすごさを感じた。一年の締めくくりとして、素人が聴いてもすばらしい演奏会だった」と語っていた。

  

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