「啓翁桜」の出荷を準備 JAみなみ信州 現在は6件が生産

南信州経済

[ 2018年 3月 5日 月曜日 15時45分 ]

啓翁桜のふかし作業

 卒業式や入学式などのイベント用として需要が高い花き「啓翁桜」の出荷に向けた作業が飯田下伊那地域で本格化している。2~3月の農閑期に出荷でき、遊休農地対策や景観の維持につながるとして、JAみなみ信州が8年前から栽培を推進。主に中京、関西方面に出荷している。

 啓翁桜は、苗を植えてから出荷できるまで5年間が必要。現在は山間部の農家6件で、年間約2000本を出荷している。

 松川町生田の大蔵昌弘さん(74)方では、外気温より高い室内に水揚げして保管するふかし作業が始まった。

 先月22日から枝を切る作業を進めていて、枝は100~120センチの長さに切りそろえられている。ふかしは、通常より早く咲かせるための作業で、今後に出荷を始め、3月末までに約500本を出す予定という。

 大蔵さんの農地は急傾斜地で、年間を通じて多種類の花きを露地で栽培している。桜は15年ほど前に苗を植えており、同JA管内ではいち早く5年前から出荷している。

 大蔵さんは「2月~3月の農閑期に出荷できるのでとてもありがたい。冬の間に使わないハウスなどの施設がある人はぜひ挑戦してみて」と話していた。

  

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