「市田柿」原料の和菓子を出品

南信州経済

[ 2011年 1月 21日 金曜日 14時23分 ]

 高森町市田柿発祥の里活用推進協議会は18日、干し柿「市田柿」を原料にした和菓子の試作品7点を、果実の新商品開発をテーマにしたセミナー(東京都港区、中央果実生産出荷安定基金協会主催)に出品した。来場者の反応はどれも上々で、同協議会は「商品化に向けて弾みが付きそうです」と手応えを示した。

 生産者の所得向上につながる可能性のある新たな果実加工品の需要を創造する狙い。全国37団体から、国産果実加工品約70点が集まった。柿のほかブドウやナシなどの規格外品を活用したり、炭酸入り果実などアイデアあふれる加工品が並んだ。

 同協議会が出品したのは、市田柿にきな粉をまぶした茶菓子「かきなこ」、白あんに刻んだ市田柿を混ぜた「市田柿もなか」、市田柿を生地で包んだ「市田柿こがし」、市田柿の粒を混ぜた白あんを餅で包んだ「市田柿つつみ」、粒あんと市田柿のスティックをカステラ生地で巻いた「市田柿かすてら巻き」、白あんと市田柿のスティックを餅で包み金粉をあしらった「市田柿華かご」、市田柿をゼリー状にした「市田柿柿しずく」の7つ。試食した来場者からは「どれも見た目がいい」「とっても食べやすい」などの声があったという。

 同協議会は今後、販路や価格、原料確保、製造ラインの検討に入り、モニター調査などを行うなどして商品化を目指す。商品化を前に、町民を対象にした試食会を開くことも考えている。

 同協議会事務局は「今回のセミナーを通して好感触が得られた。特産物を使った和菓子が1つでも多く高森を代表するお土産になれるよう進めていきたい」と話した。

 セミナーでは新商品の展示のほか、「加工原料用のブドウ等落葉果樹栽培に利用できる低コスト・省力化技術と育種素材」「加工原料用の梨栽培に利用できる超低コスト栽培技術ジョイント仕立て」と題した基調講演、事例発表もあった。

  

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