松川町の地域DMO「まつかわ観光まちづくりセンター」はこのほど、大島の信州まつかわ清流苑向かいに新事務所「まつかわ旅の案内所」をオープンした。4月に地域限定旅行業を取得する見通しで、着地型観光の旅行商品開発などに取り組む。
センターはこれまで、農村観光交流センターみらいと旧松川青年の家の2カ所に事務所を置いていた。旧青年の家が閉鎖される見通しとなり、今後の事業強化と併せて新たな拠点を開設した。
新事務所は、清流苑やおよりての森、フォレストアドベンチャー、ツリードームなど観光施設に近く、町有地にある民間の休業中店舗(旧りんご屋本舗)を活用した。
玄関の窓には、スタッフ手製のチョークアートやウェルカムボードも設置し、明るい雰囲気を漂わせている。片桐雅彦専務理事は「地域限定旅行業は、旅の目的地から発信していく旅行会社。松川町に人を呼び込み、ファンを獲得していきたい」と話した。
同所は▽観光ワンストップ窓口▽広報・マーケティング▽インバウンド・農泊▽宿泊施設リブランディング▽ツリードーム運営―などの事業を手掛ける。
「だんだん好きになる旅」をコンセプトにした新たな観光ウェブサイトも近く立ち上がる予定。ネット上での予約システムを導入し、旅行者と各観光農園、宿泊施設をつなぐ。
みらい内の事務所は引き続き、ふるさと納税事業などを手掛けていく。問い合わせは、まつかわ旅の案内所(電話0265・36・6320)、ふるさと納税事業などはみらい(電話0265・48・5743)へ。
◎写真説明:松川DMOの新事務所オープン