「源助じいさんのおはづけ」 伝統の味ことしも

南信州経済

[ 2014年 12月 12日 金曜日 12時13分 ]

 信州の伝統野菜、源助かぶ菜の純系種を使った特産品「源助じいさんのおはづけ」の販売が泰阜村内で開始された。種の保存によって守られてきた歴史ある味は、葉の独特の柔らかさと甘みが特徴的。販売する店舗には県外からの注文も入り始めている。

 源助かぶ菜は愛知県西春村(現・北名古屋市)の2代目源助が伝え、昭和初期に飯田下伊那に定着。戦後から同村金野の岡本浩三さん方を拠点に原種の保存に努め、飯田下伊那での普及を進めてきた。

 野沢菜とは異なり、根元から葉が伸びて葉先は丸みを帯び、しゃもじ状になる。村内では現在、岡本さんをはじめ8軒の農家が生産しており、県から源助かぶ菜の伝承地栽培認定を受けている。

 「おはづけ」は村商工会の特産品開発部会が商品化し、2月上旬まで販売を行う。口コミでファンは年々増加し、昨年は収穫量が少なかったものの、2000袋以上を売り上げた。

 同商工会によると、ことしは収穫量も多く昨年を上回る売り上げが期待される。秦和陽児会長は「販売開始の問い合わせを受け、ありがたいこと。泰阜村をしっかりPRしたい」と話している。

 おはづけは1袋300グラム入り300円。平島田の東商店と温田の山田屋商店で取り扱うほか、JAみなみ信州泰阜店でも販売される。長期間漬け込んだ「熟成」は来年2月ごろから取り扱う。

 問い合わせはヒガシ(電話0260・26・2014)、または山田屋商店(電話・FAX0260・25・2036)へ。

  

関連の注目記事

powered by weblio