「飯田まちなか観光講座」 開催~各商店を観光案内所に

南信州経済

[ 2012年 6月 7日 木曜日 15時39分 ]

 飯田中心商店街連合会(神藤偉司会長)は5日、6月から取り組む新規事業「飯田商店街まちなか観光おもてなし事業」の一環として、飯田中心市街地の観光の現状を学ぶ「飯田まちなか観光講座」を開催した。各商店の店主ら約30人が参加。飯田観光ガイドの会、藤岡みゑ副会長を講師に招き、観光客のニーズなど、現状や課題について認識を深めた。

 同事業は、各商店が観光客らに対し市内観光ができる体制を整え、地域の旬な情報をサービスの一環として提供することで、リピーターの確保および消費拡大を目指す。飯田駅前観光案内所(結いの駅)や本町プラザまちなかインフォメーションなどと連携し、「おもてなし」の体制を徐々に強化していく。参加店舗は約100店。「飯田まちなか案内所」と記された案内所認定ステッカーの掲示が参加店の目印となる。

 講演で藤岡さんは「観光客と地元との関わりが薄い」と指摘。「名所旧跡に限らず、商店一つ一つ、街なかすべてが観光の素材となる。観光と日常が一体化することが大切」と呼び掛けた。また、講演後の意見交換では、「街の歴史に興味を持つ観光客が多いように感じるが、歴史的な文化財などの整備がおざなりになっている。ハード面の整備を行政に働き掛けていく必要がある」、「街の今と昔の変化が一目で分かるような地図を作ったらおもしろい」などの意見が寄せられた。参加者の一人は、「日頃からお客さんに観光する場所を聞かれることが多いため参加した。短時間で回れる場所を知りたいという声が特に多い。満足してもらえる場所を案内できるよう、勉強していきたい」と話していた。

 神藤会長は「観光で訪れた人の琴線に触れる、真心込めたサービスで心を満たしてもらい、また来たいと思ってもらえる街にしていきたい。そのためにはまず知識が必要。今後も講習会などを開催していく」と力を込めた。

  

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