阿智村浪合のあららぎ高原スキー場は、今シーズンの営業を休止する。運営するあららぎ(名古屋市)によると、スキー客の減少とともに暖冬や経費の増加など厳しい経営が状態が続いていた。来シーズン以降の営業再開も厳しい見通しで、事業承継者も探している。
同スキー場は1989年にオープン、広さは約21万平方メートル。スノーボードを中心に子どもからシニアまでの幅広いスキーヤーが楽しめるスキー場運営を続けてきた。
近年は暖冬傾向が続き3月まで営業できない年もあったほか、若者を中心としたスキー・スノーボード人口の減少により入場者数が低迷。2基あるリフトのうち1基で営業を続けた。
同社が営業するゴルフ場「あららぎカントリークラブ」は、冬季の休業はあるもののこれまで通り営業する。