ことし最後の軽トラ市開催

南信州経済

[ 2012年 11月 27日 火曜日 9時42分 ]

 飯田市伊賀良地区の13商店・企業でつくる「いちょう通り商店街」(杉山博代表)は25日、対面販売による「軽トラ市」の本年最終回を育良町のメガテンランド一帯で開いた。収穫祭を兼ね、地元食材たっぷりの豚汁の販売や子ども向けの無料餅つき大会もあり、大勢の来場客でにぎわった。来年は県外の軽トラ市との連携も視野に、商品展開のさらなる充実を目指す。

 5月の初回から毎月第4日曜日に計7回開き、計3000人近くが来場。毎回、農産物をはじめ多彩な30店舗ほどが並んだ。常連客は毎回増え、25日も開始後間もなく店員たちとの会話を楽しむ光景が広がった。

 軽トラ市は対面販売による人と人とのつながりを通じて、商店街のにぎわいを創出しようと全国各地で取り組みが進む。同商店街は飯田下伊那の生産者や授産施設、学校などに広く販売場所を提供する地域貢献事業にも位置付け、出店を呼び掛けてきた。

 快晴下の最終回には、車両の荷台やテントなどを店舗にした27店が集まり、新鮮な野菜や果物、花卉、雑貨などを対面販売で来場客に売り込んだ。焼き鳥や五平餅など飲食物のほか、季節ならではの年賀はがきも販売。物品だけでなく、整体やハンドマッサージなど各種サービスも提供した。

 初回の5月は約600人、夏祭りと併催の7月は約800人、そのほかの月も300人平均の集客があったといい、杉山代表は「目的の店を目掛けて来場するリピーター客が増えた」と分析。「品ぞろえが豊富な大型店は増えても、生産者や店主との会話を交わす機会は減っている。昔ながらの買物を楽しみたい人々も少なくないはず」とみる。

 来年の継続開催に向けては「毎回楽しんでもらえる工夫が大切」と指摘。その一つが県内外の軽トラ市の開催地などとの交流促進で「海と山など産地や時期によって特産や旬の品は違う。連携を図り、互いの商品を並べることでより魅力的な軽トラ市につなげたい」としている。出店者間の連携による買物弱者支援事業も検討していくという。

  

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