しあわせ市場配達便がことし初開催

南信州経済

[ 2016年 1月 12日 火曜日 14時19分 ]

 飯田商工会議所が行う買い物困難者支援事業「しあわせ市場配達便」が8日ことし初開催され、飯田商工会館を皮切りに、滝の沢、江戸町、大門町、上郷の5地区で移動販売を行った。各地区とも開催を待ちわびた常連客らが足を運び、事業者と笑顔であいさつを交わすとともに買い物を楽しんだ。

 2011年の10月からスタートした同事業。当初3カ所だった販売場所は、地域からの要望を受けながら変更し、現在は5カ所となっている。11年度には、飯田下伊那地域で県の「地域発元気づくり支援金」を活用して実施された事業のうち、事業成果や波及効果が最も優れた事業として表彰を受けるなど注目を集めている。

 ことしで5年目を迎える同事業は、常時12社ほどが参加し、野菜や生鮮品、パンや菓子類、衣料品など多彩な商品を提供。注文を受け配達するなど、「御用聞き」的な役割も果たしている。事業者にとっては、新たな顧客獲得につながっている。

 また、市場を交流の場として楽しみにしている人も多く、どの会場でも、近くの友人同士で誘い合って足を運び、事業者らとの会話とともに買い物を楽しむ姿が見られるなど、地域コミュニティーの場としても定着をみせている。

 一方で、採算性には課題も。飯田商議所は「参加していただいている事業者の皆さんの頑張りや思いに支えられている部分がある。固定客ができ、求められる声も強い。事業を長く継続していくためにも、採算面と利便性のバランスをとりながら、より多くの人に来ていただける形にしていきたい」とする。

 市場の管理人は、「顔見知りが増え、会話を楽しみながら喜んで買い物をしていただけることは、事業者にとってもうれしいこと。市場をきっかけに事業者個別の仕事へも波及を見せており、そうした輪をもっと大きくしていくことができれば」と力を込める。

 しあわせ市場は毎週金曜日に実施。時間(1月)は飯田商工会館午前9時半から10時15分、滝の沢同11時~正午、江戸町午後0時半~1時、大門町同1時半~2時、上郷同2時15分~2時45分。問い合わせは飯田商議所(電話0265・24・1234)へ。

  

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