「丘の上」と呼ばれる飯田市の中心市街地で飲み歩きや食べ歩きを楽しむイベント「飯田丘のまちバル」について、実行委員会は22日、本年度のイベントを8月23日と30日に開くと発表した。昨年までは1日のみだったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で新たに参加条件を設けた上で2日間に分けて行う。
5枚1冊のチケット1枚ごとに、参加店のバルメニュー(おつまみ)とドリンク1品ずつを選べる仕組み。5回目の今年は居酒屋や焼き肉店、バーなど49店舗が参加する。
コロナを受け、飯田下伊那地域に住んでいる人と勤務している人が対象。2週間以内に感染が拡大している地域への訪問歴がある人は参加を控えるよう求め、飯田下伊那地域で感染者が確認された場合は中止となる。
参加する飲食店は県の新型コロナ対策推進宣言に沿って営業し、店内収容率を70%以内とする。
参加者は飲食時以外はマスクを着用。手指消毒など感染対策を徹底する。
チケット販売は前売りのみで、8月6日から参加店舗などで販売する。1冊3500円で、両日とも1000冊限定。昨年は2300冊を販売した。
また煙火店の協力で「悪疫退散バル花火」を打ち上げる予定。実行委員長の熊谷芳巳さん(54)は「ウィズコロナで地域の活性化につなげたい」と話した。
イベントの問い合わせは市中心市街地活性化協会(電話0265・52・1715)へ。
◎写真説明:「飯田丘のまちバル」をPRするポスター