コロナ後の観光戦略学ぶ

南信州経済

[ 2020年 6月 20日 土曜日 13時04分 ]

 地域連携DMO南信州観光公社(高橋允社長)は18、19の2日間の日程で、新型コロナウイルス対策の緊急セミナーを飯田市内で開いた。観光関連の事業者らを対象とし、セミナーは全4回。広域観光戦略を学び、ポストコロナの事業回復や地域の方向性についても考える機会にした。

 動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信し、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じてオンライン参加もできるようにし、約240人が参加した。

 阿智昼神観光局(阿智村)の白澤裕次社長、県飯田保健所の松岡裕之所長、体験教育企画(東京都)の藤澤安良代表らが講演した。

 19日はJTB総合研究所主席研究員で日本食文化観光推進機構常務理事の山下真輝さんが「コロナで旅行はどうなる?アフターコロナのマーケット予測」をテーマに講演した。

 山下さんは国内旅行の動向について「旅行時期が後ろ倒しになっている」と指摘。9月のシルバーウイークごろから大きく動き出すとみた。今回のコロナによって旅行形態が変わるといい、「安全対策が観光のキーワードになり、経営課題にもなる」と語った。

 またコロナ禍で大幅に減少している訪日外国人客(インバウンド)に触れると「オリンピック開催までの厳しい局面をどう過ごすかだ」と課題を指摘した。

 シルクホテル(同市錦町)を会場に開き、ホテルでのコロナ対策を実際に見てもらう機会にした。

 アフターコロナについて、公社はダメージを軽減する局面から「固定費を自力で生み出す局面」に移ると予想。国内の旅行マインドが変化すると予想し、トレンドの変化についても▽国内旅行回帰▽団体から個人へシフト▽自然回帰志向▽品質、高価格、地域共生型旅行企画へのシフト―などがあるとみている。

◎写真説明:緊急コロナ対策の観光セミナー

  

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