シクラメンの出荷が最盛期迎える

南信州経済

[ 2012年 11月 15日 木曜日 9時47分 ]

 長野県が全国一の出荷量を誇るシクラメンの出荷が本格的に始まり、主要産地の飯田下伊那地域の生産者たちも全国各地への発送作業に追われている。12月にかけて出荷の最盛期を迎えるという。

 このほど飯田花卉組合(松山彦志組合長)が開いた第35回飯田花卉組合品評会。会場の下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)の体育館には、組合員15人が丹精したシクラメンが並び、高い評価を受けた。

 30年にわたり生産する同組合理事の男性(50)はことし、ガーデンとパステルの2種類を中心に約2万5000鉢の出荷を見込む。残暑で開花は1週間ほど遅れ気味だが、品質は上々とみる。

 「厳しい経済情勢が続くが、少しでも部屋などに飾ってもらい、明るい気持ちになってくれればうれしい」と語る。シクラメンは寒さに強く花持ちもいいため「上手に管理すれば5月ごろまで楽しめる場合もある」という。

 農林水産省や県によると、2010年の全国のシクラメンの出荷量は約2040万鉢。このうち県内は約280万鉢で1割強を占める。県内の主要産地は飯伊や上伊那、松本など。飯伊では1965(昭和40)年ごろから栽培が始まり、昨年は約81万鉢を出荷している。

 シクラメンの種類は大きさや形状、色など多種多彩だが、近年はガーデンシクラメンと呼ばれる小鉢などが人気。室内観賞用だけでなく、暖かい地域では屋外の花壇の植え込みにも用いられている。

  

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