豊丘村河野のJAみなみ信州総合集荷販売センターは26日、シャインマスカットの出荷初日を迎えた。天候の影響で糖度が上がらず、色の仕上がりが遅れるなどして今年は予定より1週間遅れでスタート。同JAによると、本年度のピークは9月中旬で、10月末ごろまでに1万ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込んでいるという。
初日は秀品4ケースを出荷した。同JAの技術者が園地で糖度18度以上であることを確認し、収穫。色や粒の大きさなどの基準を満たした房を専用の箱に詰めた。
この日は大阪市の卸売市場「大果大阪青果」からも担当者が訪れ、生育状況や出荷の様子を確認した。
JAみなみ信州営農部販売課の伊藤謙三さん(34)は「子どもから大人までおいしく食べていただいている。地元のブドウを直売所のりんごの里やおよりてファーム、もなりんなどでお買い求めいただけたら」と話した。
既にナガノパープル、巨峰の出荷も始まり、本年度はそれぞれ5000ケースの出荷を見込む。
出荷した果物は東京や大阪の市場を経て、海外へも届けられるという。
◎写真説明:出荷前の確認をする伊藤さん(左)